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━ LCD ━━━━自作PDAでは、320×240ドットのバックライトつき白黒液晶を使用していますが、これを動かすのにはかなり苦労しました。 通販サイトでいちばん小さなものを取り寄せ、データシートを確認します。このタイプのLCDはメモリを内蔵していないので、外部から映像データをずっと送り続けないといけません。最終的にはCPUからDMAで出力し、CPLDで信号を変換して入力するつもりだったのですが、いきなり複雑な回路を作ってしまうと、勘違いがあったときに修正が大変です。そこで、最初にPICで動作確認をすることにしました。 データ線は固定して、クロックだけを送るのですが、まったく反応しません。タイミングやコントラスト制御など、いろいろ変えてみるのですがまったく出力されません。フラットケーブルの接触不良など、疑わしいところはいろいろあります。 この一点のために数週間悩んだのですが、類似製品のデータシートをいくつか確認したところ、どうやらこの製品のデータシートが間違っているらしいことがわかりました。具体的には、タイミングチャートの信号線名と、入出力の向きが正しくありませんでした。マイコンを修正して、やっと表示することができました。 そして、当初の予定通り、CPUからDMAで出力する作業に入ります。CPUからは16bitバスで受けて、これをLCD用に4bit×4回に変換します。スクリーンの先頭は、アドレスバスの信号を1つだけ使用して検出しました。 例えば、DMAの転送先アドレスを0x7ffeからに設定すれば、0x7ffe、0x8000、0x8002、0x8004と転送が進んでいくため、0x8000のアドレス線が0か1かを見るだけで先頭かどうかが検出できます。 実はこのあと、ビデオ出力を実現するために、外部バスではなくてCSIOを使って出力するように変更することになるのですが、しばらくこのハードウェアを使うことになりました。
▼ コメント: pai (02/11 02:01) ▼ コメントを書く |
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