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━ キーの構造 ━━━━このPDAでは、キーボードも自作しています。慣れているTRON配列にできるのもこのためです。ここでは、キーボード部分の作り方を説明します。 最初は、大きめのタクトスイッチを使用しました。密着して配置すると、17.5mm間隔になるため、ちょうど指のサイズになります。店頭で入手できる中でいちばん軽かったのは75gfタイプでした。実際に入力してみましたが、かなり重く感じ、特に親指シフトの同時打鍵は大変です。 次に、50gf程度のタクトスイッチを見つけ、こちらを評価しました。表面実装の小型タイプなので、キートップをどうするかが問題になります。もちろん、極端に手間がかかる方法は避けたいところです。 以前、テンキー端末(http://swest.pa-i.org/index.php/document/22/22.html#1.3.5)を作ったときに、タクトスイッチの上に粘着フィルムを貼る方法を試していました。これでも、タクトスイッチのガタと、フィルムの柔軟性によって、うまく動作します。しかし、触ってもキーの位置がわかりにくいという欠点があります。また、粘着フィルムの裏面にほこりなどが付着するという問題もあります。 そこで、窓に大きな文字のシールなどを貼るのに利用される、カッティングシートという商品を使い、キーの形に切り抜いてもらうことにしました。キーのあるところだけくり抜けば、表面はキーのところだけ凹むので触ってわかり、裏面の粘着面もタクトスイッチの頭のところだけ露出するようにできるだろう、という目論みです。 phpからPDFを出力し、データをお店に持っていって、カンティングシートを作ってもらいました。やってみると、裏面はうまくいくものの、表面は触ってもほとんどわからないという結果になりました。ちなみに写真の粘着フィルムは手もとにあった余りを利用しているので、関係ない文字が入っています。最終的にはここにキートップを印刷することを考えていました。 ある日、ゴム足をキートップに使うことを思いつきました。やってみると、なかなか良いことがわかりました。タクトスイッチはストロークが0.2mmくらいしかないのですが、ゴム足だと触ったときにキーの中央がわかるので、問題なく入力できます。実際に使っている素材は透明なウレタンなので、フィルムに印刷したキートップがそのまま見えます。 さらに試してみると、大きいゴム足の方が打ちやすいことがわかりました。この方法であれば上面のカッティングシートは不要になります。せっかくなので、銀色のフィルムを使ってみました。 ちょっと思いついて、昔、TRONの雑誌で見たモックアップをイメージし、文字キーは無色、シフトキーなどは琥珀色にしてみました。文字キーにはキーの刻印をいれてあります。現在使っているのは、このバージョンです。 作っている途中は、こんな感じです。 あと、打っていると意外と音が出るので、タクトスイッチと粘着フィルムのあいだにゲルシートを入れてみました。 まだ、キーの位置が指に合わないところがあるので、調整していく予定です。 ▼ コメントを書く |
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